健康な美しい歯で、人生を豊かに
妊娠とお口の健康
- 妊娠5週から9週には、もう乳歯の形ができ始めます。永久歯も妊娠3〜4カ月から生後8〜9カ月の間にでき始めるのをご存知でしょうか。
- 歯の質の良し悪しは、家系や生育環境で左右されますが、妊娠中に栄養をバランス良くとることも、とても大切です。丈夫な歯をつくるには、カルシウム、リン、タンパク質はもちろん、ビタミンA、C、Dなどが必要です。
- よく「おなかの子にカルシウムをとられて母親の歯が悪くなる」といいますが、それは根拠のない通説です。むしろ甘いものを食べる機会が増え、歯みがきがおろそかになり、さらにホルモンの変化で唾液の酸性度が高まり、むし歯になりやすい状況になるためです。出産後、心身ともに健康で子育てができるよう、妊娠中はいっそうていねいな歯みがきを実行しましょう。
全身症状と歯の健康
- 歯のトラブルが原因で、肩こり・イライラ・頭痛・胃の痛みなどがおこることがあります。また、偏頭痛や耳鳴りにもアゴの関節や歯並びが関係している場合があります。不定愁訴が強いときは、歯の健康診断をお勧めします。
- 女性のからだは、微妙なホルモン変化の影響を大きく受けます。妊娠はその典型で、閉経も同様です。生活を豊かに楽しく過ごせるよう、いつもお口の健康に配慮してください。
全身症状と歯の健康
- 歯の健康は、機能が果たされていることだけで十分とはいえません。美しい口もとへの自信は、あなたの社会生活を実りあるものにする第一歩です。健康で美しい歯、ステキな笑顔で人生を豊かにしてください。