『食育』という言葉があります。現代の生活には、インスタント食品や加工食品の氾濫や、好きなものの食べすぎがもたらす栄養バランスの乱れ、個食・過食・アレルギーなど、多くの問題が発生しています。『子どもに正しい食習慣を身につけさせ、問題の発生を防いでいこう』という考えをあらわしています。
欧米では、すでに数十年前から、将来を担う子どもたちの健やかな成長のために『食に関する教育』を始めています。日本でも、そうした考え方が理解され、切実に求められるようになってきています。
私たちは、もって生まれた資質を変えることはできません。でも、生活習慣は、日常的に繰り返すことで「習い性」として身につけることができます。「氏より育ち」という諺もあります。環境がその人に及ぼす影響はとても大きいのです。その力を食育に上手に活用しましょう。
健康に結びつく食べ方や良い食習慣は、お母さんや周囲のおとなたちが、楽しい食卓をつくる工夫や努力を続けるなかで自然に身につきます。
ご家庭での食習慣を見直し、家族みんなが健やかに暮らすエネルギーを養う「家庭での食事」をもっと大切に考えましょう。
お口は食べ物の入り口。そして食べ物はエネルギーと健康の源です。何を食べるか?どのような形で食べるか?その選択が私たちの歯や口の健康と深く関係しています。栄養研究など様々な面での研究が進み、栄養や食品について新しい知識が知られるようになってきています。
賢い食品の選び方食べ方を身につけて、いっそう健康に過ごしましょう。