「食べるときアゴが痛い」「口を開けるとアゴが痛い」「アゴがギシギシする」、こんなことはありませんか?また、特別な原因もないのに頭痛や耳なり、肩こりなどの慢性症状がありませんか?
これらの症状に心あたりのある人は「顎関節症」(がくかんせつしょう)を疑ってみましょう。
アゴの関節がズレると、そのズレは全身に影響します。負担が首から手足へと広がるからです。代表的な症状が3つあります。
アゴは前歯で1g、奥歯で5gの微妙な力に反応します。ちょっとした関節のズレが、私たちを毎日苦しめる原因になります。
かみ合わせがおかしいとアゴの骨やアゴの筋肉に異常な力がかかり、口を開けるとアゴの関節がカクカクと音をたてたりします。時には口を開くことができないほどの激しい痛みが起きることもあります。これが顎関節症です。
歯の病気はむし歯や歯周病だけではありません。歯や口に関係した筋肉や神経、関節などの問題から起こる病気もあります。
食事はよく噛んで食べ、いつも歯や口の状態が健康であるように定期健診を受け、かみ合わせにも注意しましょう。