親知らずの話3
親知らずは本当に抜いた方がいいの?
最近の歯科医療の傾向として、できるだけ歯を抜かないということが言えます。親知らずも例外ではありませんが、さまざまな理由で抜歯せざるを得ないことが他の歯よりは多いのも事実です。
こんな時は、やむを得ず抜歯します
- ひどいむし歯になっている時
- 歯周病になっている時
- むし歯や歯周病はさほどでもないが、あまりにもお口の奥の方に親しらずが生えていて、歯みがきが不可能な時(むし歯を治ても、必ずもう一度むし歯になってしまいます)。
- ちゃんと生えきらずに、半分歯ぐきの中に埋まっていて、しばしばその周囲に痛みがでるような時(急に痛くなったり、腫れたりする恐れがあります)。
抜かない方がいい時とは
- ブラッシングによって、ある程度、清潔さを保てる時。(むし歯や歯周病を治して、歯を保存しましょう)
- ちゃんと生えきっていないが、今まで一度も痛くなったことがない時(ただし、歯科 医師の判断で今後の問題が起こることが予想される時は抜歯をおすすめする場合があります)。
これらの親知らずは、大切にとっておいて、将来、ブリッジや義歯の支えとして使ったり、他の奥歯を失った時に、そこに親知らずを移動して使ったりできます。
しっかり歯みがきを続けていきましょう。