書店の売り場に、「○○の名医○○人」「全国○○病院ランキング」等々の本が登場するようになってから数年が経つような気がしますが、これらのランキング本の内容は、患者さんが本当に必要としている情報とは、やや距離を感じます。

医療には診療科目や専門分野が多数あり、名称だけではナカナカ理解できない私たち患者にとって必要なお医者さんは、第一に医療の世界の道案内をしてくれる良く患者の話を聞いてくれ勉強熱心で最新の知識を持っている、説明上手な医療の専門家としての「近所の親切なかかりつけのお医者さん」だと思います。

かかりつけのお医者さんに、自分や家族がその時その時に必要な最も相応しい病院・医師を紹介してもらえる、これこそが自分や家族に安心を生むと思います。

家庭環境を理解し、家族の遺伝的なものに関しても理解頂ければ、より良いのではないかと思います。

そのためには、幅広く良く勉強し研鑚を続け、出身大学や出身病院にこだわらず多くの医師と幅広く交際している医師、そんな患者さんの病気と向き合える医者・歯医者のネットワークに出会うことが近道だと思います。

その方法は特別なものではなく、中学・高校時代の同級生の評判、隣近所の評判、ＰＴＡ等地域での評判など、極々アリキタリの「口コミ」と自分自身の皮膚感覚を大切にすることが大事と思います。