よくあるご質問
A.虫歯とは、口の中にいる細菌が糖分を餌にして作り出す酸によって、歯が溶けた状態のことを言います。ですので、毎日の歯磨きで最近のかたまりである歯垢(プラーク)や糖を取り除くことで予防できるのです。自分に合ったハブラシやデンタルフロスなどのアイテムを使って、歯垢をきれいに取り除くことが大切です。ハミガキに含まれるフッ素(フッ化物)は歯が酸に溶けるのを予防する効果があります。そして口の中の細菌を増やさないために、殺菌・抗菌作用のあるデンタルリンスを用いて仕上げましょう。
「歯垢除去」「フッ素」「殺菌・抗菌」の3つのポイントをセルフケアのお供として虫歯を予防し、歯と口の健康を守りましょう。
A.「8020運動」とは、80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという運動です。平成元年にスタートし、今も厚生労働省と日本歯科医師会が推進しています。その根拠となっているのが、歯の本数と咀嚼する能力に関する調査。20本以上の歯が残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛めることが報告されているのです。生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえることは、生活の質を高く保つためにもとても大切な条件。
実際に、8020を達成した人は、達成できなかった人よりも生活の質を良好に保ち、社会活動意欲が強いという調査結果が存在します。
A.歯磨きは、本当は毎食後するのが一番良いのですが、なかなか時間が取れないという方は、1日のうち1回は、15以上はかけて、ていねいに磨くということを、少しでも心がけることが大切です。その場合、歯磨剤は米粒大の量にし、歯ブラシは1ヶ月に一度取り替えましょう。1ヶ月もたたないうちに毛先が開いたりする方は、歯を磨く時に力が入り過ぎています。ブラシ圧は、毛先が倒れずまっすぐの状態で1cmの振り幅で細かく動かします。
トレンドは毛先磨きです。
- 歯を強くする料理
牛乳、チーズ、小魚、小松菜、ごまなどを使った料理は、歯の形成に不可欠なカルシウムを多く含んでいます。 - むし歯予防になる料理
砂糖を控えめにした手作りおやつや、噛みごたえのある料理はだ液の分泌を促進し、むし歯を予防します。 - 顎の発達を助ける料理
噛み応えのある食物繊維の多い野菜(ごぼう、大根など)を使った料理は、顎の骨の発達を促します。 - 歯や粘膜の表面をきれいにする料理レタス、セロリ、りんごなどは食物繊維が多く、早歯茎をきれいにする自浄作用が期待できます。
もちろん、「歯に良い料理」だけではなく、色々な食材を主食・主催・副菜をそろえてバランスよく摂ることが大切です。
A.歯並びの悪い人は、歯ブラシが届きにくく、虫歯の原因となる汚れがたまりやすい傾向があります。その場合には、ワンタフトブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなど、通常の歯ブラシ以外のアイテムを併用することで、歯垢をためないことが大切です。
A.歯周病の予防には、第1に歯磨きです。歯みがきが正しくできていないと、歯周ポケットに汚れがたまっていき、歯ぐきの内部で汚れに潜んだ細菌が炎症を引き起こします。しかし、歯間や歯周ポケットの汚れはなかなか取りにくいもの。普段の生活では超極細毛のハブラシを使って汚れをかき出したり、殺菌・コーティング作用のあるデンタルリンスを使って歯周病菌を寄せ付けないようにすることが大切です。
また、定期的に検診をうけ、どうしても取り切れず出来てしまう歯垢や歯石を、プロの手で取り除くことも大切です。
A.むかしむかしから、食事どきに言われ続けている、有名な決まり文句。その言葉とはつまり「しっかち噛んで食べなさい」。きっと誰でも一度は耳にしたことがありますね。
もちろん、イメージとして「よく噛むこと」が大切なのはわかります。しかし、実際、それはとてもとても役に立つことなのでした。
まずは、唾液によるさまざまなメリット。たとえば、口の中の自浄作用。噛めば噛むほど唾液が分泌されます。そして、それが口の中をつねにキレイにしてくれるということ。さらには、緩衝能。これは、口の中ではびころうとするよくない細菌を唾液が薄めてくれる機能。唾液には、細菌が成長するのを抑える物質が含まれているのです。口内が酸性になって奪われた歯の表面のカルシウムを補填(=再石灰化)する効果もあります。
それ以上にも、噛むことには、内臓の栄養素の消化吸収をより良くする効果もありますし、脳に刺激を与えることも。むかしから、お母さんは正しいことを言っていたのですね。
A.40代以上の約8割の人が罹患し、「中高年の病気」という印象が強い歯周病。 しかし、実は20代・30代でも7割以上、最近では小・中学生にも歯周病の症状が多くみられるようになってきました。 40代になったら特に注意が必要ですが、より早いうちから歯周病対策に取り組みましょう。
A.とても簡単に言うと、歯周病とは文字通り、歯の周りに起こる病気です。歯の周りの組織=歯周組織は、外側から歯肉・歯槽骨・歯根膜・セメント質という構造になっています。 歯周病には、炎症が歯肉の範囲にだけとどまっている歯肉炎と、それがさらに進行し、歯根膜や歯槽骨が溶けてしまう歯周炎とがあります。 歯肉炎の主な症状としては
- 歯肉が赤っぽくなり
- 腫れ始め
- 少し痒いような痛いような感覚があり
- 歯磨きなどの際に少し出血を伴い
- 口臭がする
- 冷水がしみたり
- 歯根が見えてきたり
- 歯に動揺が見られたり
- 歯並び自体が変わって見えたり
- 物を噛むと痛みが生じたり
…と言うものがあります。わずかに歯肉が腫れ、表面上は治癒したかのように見えながら、実際には、悪化してゆくのです。 さらに歯周炎になると、
歯肉炎よりも、より明らかな症状が出るため、ここに至るまで気がつかないケースも多いのです。歯周病が恐ろしいのは、かなり進行するまで目立った症状や痛みを伴わないという点です。 わずかでも違和感を感じたら、気のせいだと自己解決せず、すぐに歯医者へ診断してもらうことをおすすめします。
A.加齢と共に自分の歯を失う高齢者の方は多くいます。その時に歯の失った部分をそのままにしていると、多くの弊害が起こります。 噛む力が弱くなるだけでなく、失った歯の周囲の歯が徐々に傾きかみ合わせが悪くなります。 その結果、肩こりや頭痛の原因となったり、歯並びの悪さから入れ歯の処置がしにくくなったりします。 また良く噛むことは、血液の循環が活発になるなど、全身の健康にも影響するので、早めの適切な処置が大切です。
A.免疫が弱まった高齢者に多い肺炎ですが、近年では、歯周病菌が原因の一つと分かってきました。 普段食事の時に飲み込んだ食べ物は食道へと運ばれますが、高齢になると、嚥下反射が鈍り、気管と食道の間の喉頭蓋と呼ばれる弁の働きが低下します。 その為、食べたものが気管に入り込んでむせることが多くなります。この時、口の中に歯周病菌などの口内細菌がはびこっていると、 その細菌が同時に肺に入り込み、肺炎を引き起こすことが分かってきました。 また、就寝中、唾液と共に細菌が肺に流れてしまう「不顕性誤嚥」は、気をつけていても避けることができません。 これらを防ぐには、普段からしっかりと歯磨きを行い、口の中を清潔に保つことが重要です。
A.6歳臼歯をきちんとみがくのは、小さなお子さんにはまだ難しいため、保護者の方の仕上げみがきが必要です。ここでは、仕上げみがきの正しい方法をご紹介します。
まず、デンタルミラーで確認しながら、歯ブラシの毛先がきちんと当たる角度を探します。口の中心から奥に向かって斜めに歯ブラシを入れると、一番奥までみがきやすいでしょう。毛先が当たる角度が見つかったら、歯ブラシに水をたっぷりつけ、毛先を使ってみがきます。付着していた汚れが落とせたら、うがいを忘れずに。うがいをしっかりしないと、落とした汚れが口の中に残ってしまいます。
A.ドライマウスの原因の約9割が、生活習慣や薬の副作用によるもので、唾液腺の疾患によるものは全体の1割程度です。つまり、唾液をよく出す習慣を意識することで、唾液の量を増やすことは可能です。そのための、オススメの方法の一番は、やはり咀嚼、噛むことです。良く噛む必要のある食事を心がけましょう。
また、喋ることも唾液の分泌を促します。活発にコミュニケーションを取りましょう。
A.先生は大人の歯が全部揃ってから矯正したほうが良いと判断されているのだと思います。もし心配であれば、健診をかねて早いうちに矯正専門医へ一度いかれることをおすすめします。
矯正専門医に行かれても、診断してすぐに処理されることはないと思いますが、かみ合わせの機能検査をしたり、12歳臼歯が生えるのを待ちながらかみ合わせが悪い原因を特定し、長期的に観察していくことで、お子さんにとって理想的な矯正治療開始時期が見つけられるはずです。
一般の歯科医院の場合、特に目立った歯並びでないと、矯正を提案することは少ないので、保護者の方が常にお子さんの歯がきれいなアーチ型に並んでいるか、ほっぺたを引っ張って、前だけでなく奥の歯がちゃんとかみ合っているかなどを注意して見てあげて欲しいと思います。
また、矯正だけにとらわれず、虫歯の予防など、お子さんの口の中を健康な状態に保つため、普段から正しいホームケアをしっかりと行うことも忘れないでいただきたいと思います。
A.むし歯でもないのに歯がしみる場合、知覚過敏症が考えられます。
乳歯も永久歯も基本的に歯の外側のエナメル質、その下の象牙質、神経の3つから成り立っています。しかし、子供の歯は永久歯より小さくエナメル質も薄くできているのに、神経は意外と大きいため、お母さんが仕上げみがきをするときに、硬い歯ブラシで歯磨きをしたり、強いブラシ圧で磨いたりしていると永久歯よりはやくエナメル質が削れてしまい、冷たさや熱さが神経を刺激してしまうのです。
対処法としては、これ以上進行しないうちにすみやかに歯科医院に言って相談してください。おうちでは歯ブラシを「普通」「やわらかめ」の毛先に変えてください。歯磨き圧は150g程度で微振動で磨くよう心がけてください。そして、しばらくはぬるま湯で歯磨きを行い、むし歯にならないよう口の中を常に清潔に保つようにしましょう。
A.子供の口の中は、乳歯と永久歯の両方が生えている時期(混合歯列期)があります。
生え始めた乳歯の下では、既に永久歯の成長が始まっています。これからずっと活躍を続ける永久歯は、歯肉の中で常に成長を続け、乳歯より強固な歯を作ろうと一生懸命活動しているのです。ですから、乳歯の頃から適切なケアを続けていないと、混合歯列期に虫歯から永久歯を守ることができません。子供は自分で口の中を隅々まで見ることができないので、日頃から大人によるホームケアが大切です。
永久歯が生えたからといって、急に生活習慣を変えることは難しいでしょう。まずは、少しでも早い時期に虫歯になりやすい環境かどうか、生活習慣・食生活・虫歯のリスク検査など、かかりつけの歯科医院で、詳しい診断を受けましょう。そして本人合った適切な歯磨き指導をしてもらってください。
A.お子さんが嫌がる理由のひとつに苦しさがあります。長時間歯ブラシを口の中に入れられていると唾液が溜まって苦しくなります。1,2,3と数えたら歯ブラシを抜いてあげるなど、休み休み磨くことが大切です。
また、口の中を触れられることに慣れていないという理由もあります。生後すぐの赤ちゃんは口元に固形物を近づけると舌を出して押し返そうとします。これは異物の侵入を避ける本能的な反射ですが、生後4ヶ月頃から次第にこの感覚は鈍化します。
口が本来敏感な空間であることを認識し、まずは口の中を触れられることに慣らしてあげましょう。歯が生える前から、遊びの延長として奥歯のかみ合わせの部分の歯茎をこちょこちょと触ってあげると、段々と歯磨きへの抵抗も減るでしょう。
A.骨粗しょう症と診断された患者の9割に慢性的な歯周疾患が見られ、閉経後の女性では、高度の骨粗しょう症であるほど早期にはを失うという報告があります。逆に80歳以上で自分の歯を20本保っている人への調査では、特に女性について非常に高い骨密度であることが分かりました。
骨粗しょう症は骨量が減って骨が脆くなる病気であり、歯周疾は歯の周りの組織が歯周病菌におかされる病気です。骨粗しょう症が歯周病の直接的な原因にはなりませんが、歯を支えているのは歯槽骨という骨です。食物を噛む時はその人の体重程度、寝ている時の歯ぎしりでは約60kgもの力がかかるため、骨粗しょう症で骨量が低下した顎の骨や歯槽骨にとって大きな打撃に。歯肉からの出血も増えて歯周病の進行が早くなり。最終的には歯を支えきれなくなってしまいます。
A.むし歯は痛いものですが、時間が経つとある時点から痛みが消えてしまうことがあります。しかし痛みが消えてもむし歯は次の段階へと進んでいます。痛みが消えた時の多くは、むし歯が歯髄(しずい)を侵し尽くして歯髄が死んでしまった状態です。歯根の内部に増殖した細菌が病変をさらに広げ、歯根膿瘍(しこんのうよう)という病気を引き起こしているのです。
痛くなったら放っておかずに直ぐに歯科医院で治療しましょう。そして日頃のデンタルケアと定期検診も大切です。
A.乳歯の頃の歯肉は柔らかく、傷がつきやすいのです。歯ブラシはあまり力を入れずペンと同じ持ち方で、毛先部分が上手に歯の凸凹に当たるように細かい動きでコントロールします。
また、仕上げ磨きをするときの姿勢にも秘訣があります。子どもに膝枕をした姿勢で磨く場合、大人は子どもの下の歯しかよく見えず、感覚で歯ブラシを動かしてしまい、子どもに仕上げ磨きを怖がらせてしまいます。
良いのは、胡座をかき、組んだ足首部分を枕に子どもを寝かしつける姿勢。こうすれば、上の歯まで十分見えて、しっかり磨くことができます。是非試してみてください。
A.真性口臭病(他人が強く感じることができる口臭)のほとんどは、歯周病あるいは口腔が不潔になったために付着したプラークに起因します。実際、真性口臭症のうちの半数以上の患者が歯周病など口腔内に原因があるという調査結果も出ています。
A.高齢になるにつれ、「感染」に対する防御率は低下します。そうした意味では、細菌感染症である歯周病は加齢に伴いかかりやすいと言えるでしょう。しかし、年齢に関わらず口の中が不潔になるとプラークは増えるもの。若いからといって安心せずに口腔ケアを念入りに。
A.子どもは自分の適量の食物を選択できる能力がありません。また、自分で口の中がきれいになったのかの確認や、あまり難しい虫歯予防磨きはできません。ですから今は、子どもが自分で行うセルフケアと保護者が見守るケアのバランスが大事です。幼稚園時代に口の環境に保護者が関心を持ち、お子さまにも口の中に対する関心を高めてあげることができたら、きっとその子は素敵な永久歯と出会えるに違いありません。お子さまを取り巻くさまざまな大切なことの一つとして「口」を見なおしてあげてください。
A.子どもが行う歯磨きの時間が短くても歯磨き嫌いでなければ問題ありません。小さいことは磨く時間が長ければよいわけではありません。”磨かせる”より”むし歯になる部位を体で覚えてもらう”のがポイントです。頬が邪魔で磨きにくい上の歯や上下の奥歯の噛み合わせの部分など、歯ブラシの毛先が届かずに磨き残しが出るところをしっかり教えてあげてください。この頃の歯磨きはきちんとどこを磨くといいか?などを体得させることが大切です。
A.基本的に乳歯から永久歯へは自然に生え変わりますので、無理に抜く必要はないと考えられています。ただし永久歯が見えているのに一週間以上抜けない場合や、過去に虫歯の根の治療をしている歯の場合は、歯並びに悪い影響を与える原因になりますので、簡単な検査をして抜くこともあります。不安に感じたら、歯科医院で見てもらいましょう。
A.大人でも子どもでも、歯にプラーク(歯垢)が付着した状態が続くと、いずれ歯石になります。炎症の原因である歯石は歯ブラシでは取れませんので、歯医者さんで取ってもらってください。また、子供の歯磨きは磨いているつもりでも磨けていないことが多いので、お母さんが仕上げ磨きをしてあげてください。
A.どんなに丁寧に磨く方でも磨き残しは必ずあります。 自分ではなかなか落とせない歯の汚れ~歯肉の内側深く入り込んだ歯垢など~、ご自身で除去出来ない汚れの除去のためにも定期健診が必要です。
A.乳歯でも永久歯でも、生えて間もないときは、フッ素の効果は高いので、歯が生えてきたら、できるだけ早い時期から、歯科医院でフッ素塗布をすることをお勧めします。
但し、フッ素を塗れば安心なわけではありません。
大切なのは歯みがきの習慣やきちんとした食生活、そして定期健診です。
A.押さえつけたり等の強制的な治療はいたしません。
無理やり治療するのではなく、お子様の希望を尊重しつつ的確な処置を行っていきますのでぜひ一度、一緒にご来院ください。
A.神経を取るという処置は、虫歯等により歯の一部分が欠け、歯の中心部にある神経まで感染し、天然の歯をそのまま残しておくことが出来なくなったときに行うものです。
神経を取るか取らないかは、本人が痛みを感じるか感じないかが大きなポイントです。治療のため歯を削るとき痛ければ我慢出来ません。痛みを感じない程度で悪いところを全部取れるのなら問題はありませんが、痛くないところでやめて、悪い部分を残せば、当然ですが再発します。(更にひどい状態での再発になるでしょう。)
歯の神経は、あった方が良いのは当然です。神経を取れば、その歯は死んでしまうことになるのです。歯自体の寿命も短くなってしまいます。
A.基本的に乳歯が生え始めたら歯磨きをしましょう。最初はなかなか思うように磨かせてくれませんが、楽しい歯磨きの音楽テープやビデオを利用するなど、楽しく磨けるように工夫し、習慣になるようにしましょう。
A.その人の生活環境にもよりますが、通常は1年程度とされています。ホワイトニングの効果を持続させるためにも、食生活や歯の手入れなどにも注意することが大切です。
A.ホワイトニング剤の主成分は過酸化水素、あるいは過酸化尿素です。
正しい方法でホワイトニングを行えば、歯のエナメル質(一番表面の部分)にダメージを与えることは気にしなくて良いと思います。
但し、虫歯があったりすると歯にダメージを与える恐れがあります。また、知覚過敏の症状を起こす方も中にはいらしゃいます。当院では、歯の状態や歯茎の状態をしっかり検査してから、ホワイトニング治療を行いますのでご安心ください。知覚過敏の症状が出た時にはすぐにお申し出ください。
A.ホワイトニングは麻酔をしたり、歯を削ったりしないので、痛みを感じることはほとんどありません。
ただ、歯の質は個人差がありますので、一時的(数時間~数日)に知覚過敏の症状がでる方もいます。大抵の場合、一過性のものですので治まりますが、痛みが続く・痛みがひどい等の場合は、医院で検査を行ってもらったり、痛み止めを処方して貰うと良いでしょう。
A.ホワイトニングは歯の色自体を白くします。
歯のクリーニングは歯の色はそのままに表面の汚れを除去します。
A.何よりもまずプラークコントロールが不可欠です!歯の周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌を減らすことで歯周病の進行を食い止めることができます。
歯肉の内側深く入り込んだ歯垢は、ご自身で除去できないため歯科医院にて清掃を行う必要があります。ご自身の普段のケアと歯科医院でのメインテナンスで、歯周病を予防しましょう。
A.最近は超音波の振動で歯についた歯垢を除去できたりする、すぐれた商品が販売されています。普通の歯ブラシでも電動ブラシでも歯磨きの効果は磨き方次第で大きく変わります。
歯磨きで一番重要なことは正しく歯垢が落とせているかどうかです。正しいブラッシング方法を身につけましょう。歯磨き法に不安がある時はかかりつけの医院でご相談ください。
A.キシリトールは天然の甘味料で、砂糖と同じくらいの甘さがあります。
ですが、カロリーは砂糖の1/4ほどで、血糖値に影響をあたえないので、糖尿病の患者さん向けに医療品原材料として使われています。砂糖等の糖分と違い、虫歯菌は歯を溶かす酸をつくりにくくなります。酸ができにくくなると、むし歯菌の住みかである「プラーク」は歯磨きによって落ちやすくなります。
また、虫歯菌の発育を抑えたり、エナメル質の再活性化にも効果があると言われています。
A.歯の噛み合わせは全身のバランスや運動機能にも深く関わっています。
たとえば高齢の方でも義歯をはずして立ってもらうと、きちんと義歯をつけたときよりグラグラと揺れやすく、姿勢が安定しにくいことがわかっています。すべてのスポーツにとってバランス感覚は欠かせないものです。正しい噛み合わせに注意して、全身のバランス感覚を保ちましょう。
A.はい、本当です。
喫煙すると、タバコの煙に含まれる有害物質が口の中の粘膜や歯肉から吸収され、歯周病リスクを高めます。最近の研究で、喫煙者は非喫煙者に比べて2倍から8倍も歯周病にかかる割合が高いことがわかってきています。禁煙することで歯周病の予防につながります。
A.はい、あります。
まず、虫歯が多いのが「歯磨き不足によるものか?」「お口の中が虫歯になりやすい環境になっているのか?」「食生活習慣によるものか?」など、原因はいろいろ考えられます。永久歯は乳歯が健康に活躍したあとに乳歯が自然に抜けていくと、そおを目指して永久歯に生え変わります。早めにかかりつけの医院で虫歯の治療と虫歯のケア方法を指導してもらいしょう。
A.虫歯にはいくつかの要因がありますが、大きくは以下に分けられます。
- 遺伝によるもの
- 歯質が弱い、歯並びに問題がある、歯そのものに原因がある
- 口の中の虫歯菌の量が多い
- 今虫歯のある人、治療を怠っている人
- ストレスや投薬などによるもの
- だ液の分泌量が少ないと口の中が浄化されにくい
- 食習慣、生活習慣、生活状態
- 甘いものを食べる、間食、生活が不規則等
一つでも自分に当てはまると思ったら、正しいブラッシングを心がけ、定期健診を受けるようにしましょう。
A.きちんとした歯磨きを覚えるために、小学校3年生くらまでは親がブラッシングの仕上げチェックを行ってください。また、よく噛んで食べる習慣を身に付けるために料理や食事のとり方も気を使いましょう。よく噛むということは、消化を助けるばかりでなく、あごを発達させしっかりした歯並びをつくり、脳の働きにも良い影響を与えると言われています。
A.歯を失う原因で最も多いのが歯周病ですが、日本では成人の80%以上が歯周病にかかっているといわれています。歯を失えば、食べられるものも限定され栄養バランスが悪くなるばかりか、動脈硬化や心筋梗塞、認知症(ボケ)の原因になることも分かってきています。普段から歯磨きをしっかり行って口の中を清潔に保つとともに、早期発見のために定期検診を受けるようにしましょう。
A.虫歯の原因は口の中にいる『ミュータンスレンサ球菌』という名前の細菌。この菌は砂糖が大好きで、砂糖を分解して酸を作り出し、プラークというねばねばの菌のかたまりを作って歯にくっつきます。虫歯にならないためには、フッ素入り歯みがきを使って歯磨きすることが大事。
菌はお母さんからやってくるので、口移しはよくありません。
A.
- あかちゃんの歯
- うまれたときは0本です。6か月たつと2本になり、歯がでてくるときは、むずむずかゆいし、うれしくてなんでもかんでしまいます。
- 3才になると20本
- もはがでてきます。お母さんに「仕上げみがき」をしてもらいましょう。
- 6才になると24本
- そろいます。その中に、大人の歯がはえてきます、それが『ろくさいきゅ』一番早く大人の仲間入り!
- 12歳になると28本
- (まだ4本大人の歯がうまっています。それは「親不知」といいます)
- 大人の人は、ほんとは32本あるのですが…
- はちまるにい運動は、80歳になったとき自分の歯が20本あるように、しっかり歯みがきをして、歯を守りましょうということです。みんな自分の歯を数えてみましょう。
A.口臭の原因はさまざまです。まず、ニンニクなどの匂いのつよい食べ物を摂った時とか、タバコやお酒などの嗜好性食品が口臭を誘発することがあります。食後すぐに歯磨きをしないでいると、口の中に残った食べカスから臭いが発生することもあります。
また、むし歯や歯周病などが原因で口臭が発生することがあります。これははっきりした病気、一度かかりつけの歯科医院で見てもらいましょう。
A.フッ化物の塗布は、歯を丈夫にします。乳歯や、生え揃ったばかりでまだ未完成な永久歯のむし歯予防に効果的です。
その方法は、歯科医師が適切な濃度のフッ化物水溶液を歯の表面に塗ったり染み込ませるという苦痛もない簡単なものです。フッ化物の塗布は半年に1度くらいが効果的といわれています。歯科医院で定期的にフッ化物のコーティングをすることおすすめいたします。
A.前歯には溝がありません。奥に行くほど溝は多く複雑になります。これは、前の歯で食べ物を切り裂き、奥の歯で食べ物を噛み砕き、摺りつぶす役割分担からきているのですが、この複雑な構造がむし歯になりやすい理由です。プラーク(歯垢)がたまりやすくむし歯菌の絶好の住かとなってしまいます。
A.歯みがき剤には、配合されている成分の働きで次のような効能効果があります。
- プラーク(歯垢)を除去する
- プラークとは歯の表面につくネバネバしたもので細菌のかたまりです。市販されている歯磨き剤の中には、酵素の力でこのプラークを分解して落としやすくするものもあります。
- むし歯を防ぐ
- むし歯は、プラークの中の細菌がつくる酸によって歯が溶けてしまう病気です。フッ化物を配合して歯のエナメル質を強化し酸に侵されにくくする働きの歯磨き剤や、細菌の繁殖を抑える働きをもった薬効成分を配合した歯みがき剤があります。
- 口臭を防ぐ
- 歯みがき剤には、ペパーミントなどの香料が配合されているので、独特の爽快感があり、口臭を防ぐと同時にお口の中を爽快にします。
- 歯を白くする
- 歯みがき剤を使わずにいると、歯に黄色ないし褐色の色素が付着してしまいます。
- 歯周病を防ぐ
- 狭いスキマまで薬用成分が入りやすいように工夫し、スキマに起こりやすい炎症の進行を抑え、歯周病を予防する歯みがき剤もあります。プラーク(歯垢)を除去する
歯みがき剤の裏に必ず書かれている説明書きをよく読んで、自分にあった歯磨き剤を選びましょう
A.デンタルケアの基本は、毎日のブラシング。食べた後にきちんとみがけば、むし歯や歯周病になる可能性もグンと減ります。実際に、ほとんどの方が1日2回以上歯をみがいており、ブラッシングの効果は広く認められているようです。ところが、その多くの方が
- 歯と歯の間
- 歯と歯肉の境目
- 奥歯の噛み合わせ
などの箇所に、みがき残しが見受けられます。みがいているつもりで、みがけていない。これではむし歯や歯周病を引き起こすことにもなりかねません。歯ブラシでは届かないところのプラークは、歯間掃除用具でしっかり落とすように習慣づけましょう。また、数か月に1回は、歯科医院で歯の定期検診を受け、自分に合ったブラッシング指導を受けましょう。
A.大人のむし歯はさけられないのでしょうか。そんなことはありません。毎日の食後や就寝前に「忘れず正しく歯を磨く」ことによって、そのリスクを多くは回避できるのです。むし歯リスクに効くクスリは「お口の、さ・し・す・せ・そ」です。
- さっさと磨く、食べたら磨く。
- 食べたらいすぐに磨く。そのままにしているとお口の中は酸性になり、むし歯になりやすくなります。
- 歯垢のもとを取り除く。
- プラーク(歯垢)は虫歯菌のすみかです。プラークとプラークのもと(食べかす)をしっかりと落しましょう。
- すき間もしっかり磨きましょう。
- プラークは、歯の溝や歯と歯の隙間に溜まりやすい。すき間のプラークも追い出します。
- セルフケアとプロケア。
- 毎日自分で行うブラッシングは、セルフケアです。そして歯医者さんでの指導がや治療がプロケアです。
- その後も定期検診を。
- 大人のお口の中は、ゆるやかですが一定の速度で変化していきます。ですから、かかりつけの歯科医院での定期検診を受けてください。
A.トレーニングといっても、要はいかに歯ぐきを清潔に健康に保つか。そのために有効なのは、固い物をかじること。事実、食べ物を調理しない野生動物の歯ぐきは強靭ですし、歯木(しぼく)の習慣はインドやパキスタン、アフリカ諸国で現在も見られます。これは歯ブラシの元祖といわれ、固い木の枝をかじって、口の自浄効果を呼び覚ますものです。
私たちの場合、せいぜい生のニンジンを食べるのもその方法のひとつ!ただし、筋肉を鍛えるのと同様に、1回こっきりでは何の意味もありません。「明日から毎食、生のニンジン」という気概をもってはじめて、歯ぐきの鍛錬といえるのです。
A.「歯間ブラシ」は、大きく分けてI字型とL字型の2タイプに分けられ、前歯はどちらのタイプでも使用できますが、奥歯やブリッジの裏側などはL字型が適しています。また、I字型も指でブラシ部分の根元から折り曲げてあげるだけで、L字型として使うことができる便利なアイテムです。
「歯間ブラシ」を選ぶ際のコツは、挿入した時にあまり抵抗なくスムーズに動かせ、歯の側面にブラシがあたってプラークが落ちている感触があることです。まずは自分のお口に合わせたサイズやタイプを選んで、使い方をマスターしましょう。
A.口の中を若く保つための最も重要なポイントは歯の汚れを取り除くことです。この歯の汚れとは、毎日の生活習慣と密接に関わっています。ですから、歯が汚れないようにするにはどうするかを考えて生活を自分でコントロールする必要があります。
生活習慣の改善項目- 歯ぐきの健康状態をセルフチェック
- 場所ごとに歯ブラシの当て方を変え色々な動きを組み合わせてブラッシングする
- フッ素配合の歯みがき剤を使用する
- 甘いものなど間食をとりすぎない
- 鼻で呼吸する(口呼吸は口の中を乾燥させ、汚れをとれにくくする)
- よくかんで食べる(1口30回)
- 口・舌・頬のアスレチック(口腔・あご・顔面をよく動かす)
- 歯科医院で定期的に健診を受け、専門家によるクリーニングをする
こうして生活習慣を改善すれば、口腔年齢を若く保つことが可能となります。しかし、一度ついた歯石は自分ではとれないように、セルフケアではできないこともあります。だからこそ、定期的に歯科医院で健診を受け、専門家に口の中のクリーニングをしてもらうことが重要です。
A.奥の歯には複雑な溝がたくさん刻まれています。この溝は食べ物を捉えて摺りつぶすのに効果的なのですが、むし歯にもなりやすいところです。この凹凸を専門的には小窩裂溝(しょうかれっこう)といいます。このくぼみにはプラーク(歯垢)がたまりやすく、特に寝ている間はだ液の流れも少なくなり適温が保たれるため、むし歯菌の絶好の繁殖地となってしまいます。むし歯多発ポイントです。
この溝をある程度埋めて平らにし、むし歯の発生を押さえる技術をシーラントといいます。歯がむし歯菌に狙われる前に、かかりつけの歯科医院で相談してみてください。
A.カラーステインは食物中の色素が歯の表面に付着したものです。歯垢や歯石のように、むし歯や歯周病の直接の原因にはなりませんが、カラーステインが付着しているということは歯垢や歯石も同時についている可能性が高くなります。見た目も美しくありません。
汚いカラーステインを歯に付着させないためには、まず毎食後の歯磨きが大切です。染みついてしまったカラーステインは、歯みがきだけでは落ちにくくなります。かかりつけの歯科医院で除去しましょう。
※カラーステイン=茶しぶ・タバコのやに・植物色素などの沈着
A.人は本来鼻で呼吸をしています。しかし最近、口で呼吸する子ども達が増えているそうです。この口で呼吸する習慣は、口を閉じても上下の前歯が閉じない状態や上アゴの縮みなど歯並びを悪くする原因のひとつになると言われています。また、口呼吸をしていると口の中が乾燥するため、歯肉が炎症を起こしやすくむし歯もできやすくなります。
口呼吸の習慣があるなら、意識して口を閉じて鼻で息をするようにしましょう。
A.人間にアゴが発達していた時代には、スペアの歯の役割を担っていましたが、アゴの退化した現代人とっては、やっかいな代物。この親知らず、絶対に抜かねばならないんでしょうか?
答えは「必ずしも抜く必要はない」。
ただし、まっすぐに生えた場合のみです。この場合は、古代人同様、スペアの歯としても大変有用。これがゆがんで生えてきたら、歯列に歪みが生じたり、深いポケットができ、歯周病の深刻な原因にもなりかねません。「絶対」ではありませんが、抜いたほうが安全なのです。
A.あなたのお口の中の、「健康な歯」も「治療を終えた歯」も今が一番いい状態なのだと自覚してください。それはあなたの愛車と同じです。新車で購入した時が一番調子がいい、整備から戻ってきた時が調子がいいのと一緒です。
残念ながら、歯も歯ぐきも歳とともに衰えていきます。若い頃はむし歯菌に侵され、大人になると歯周病の心配が起こります。虫歯や歯周病の治療は終わったのだから、と安心してはいけません。特に大人には「二次う蝕」と言って、治痕療の周りがむし歯になるケースが多くあります。また年をとると歯ぐきが下がって歯根部が露出し、そこがむし歯になる「根面う蝕」のリスクが増えます。
どんなに丈夫で馬力のある車でも2・3年に1度の車検があるように、歯も1年に2・3回は、かかりつけの歯科医院で定期的に健診を受けてください。
A.口臭にはいくつかの原因があります。一つは生理的口臭といって、空腹時・起床時・睡眠不足の時などに発生するもの。ふたつめは外因的口臭で、ニンニクやニラ、お酒やたばこを摂取した時の臭いです。そして怖いのが病気からくる口臭です。まず、胃腸・呼吸器・鼻の疾患などがあります。
歯周ポケット内にたまったプラーク中の細菌が起こすのが歯周病ですが、口臭を伴います。また、舌の表面につく白い苔のようなものを舌苔(ぜったい)といいますが、口臭の原因のひとつです。どちらも、正しいブラッシングや洗口剤の使用で原因を断つことができます。
A.むし歯も歯周病も原因は『プラークの付着・増殖』が原因です。ではそのプラークを断ち切るにはどうするか。答えはふたつ。
まず、自分で行う毎日の丁寧なブラッシングです(=自分で行うセルフケア)。でも正しく磨けているかどうかはなかなか分かりません。そこで、かかりつけの歯科医院で自分のお口の状態にあったブラッシング指導を受けてください(=専門の歯科医師・歯科衛生士が行うプロケア)。人のお口の環境は千差万別。一人ひとり違います。その人に合った磨き方を、かかりつけの歯科医院では指導します。
A.前歯で刻まれた食べ物は奥に運ばれます。それを受け止めるのは下の奥歯です。奥歯の溝は、上の歯よりも下の歯の方が深く複雑に刻まれています。食べ物の滑り止めの役割なのかもしれません。[噛み合わせの溝の形が複雑]→「食べかすが溜まりやすい」→[むし歯になる]という図式になります。また、汚れを洗い流してくれて、殺菌作用もあるだ液のだ液腺の位置は、下の奥歯から遠くにあります。こうした理由で、下の奥歯、特に第一大臼歯(六歳臼歯)が虫歯になる率が高くなります。フッ素を塗布したり、シーラントといってその溝を埋め、虫歯菌をシャットアウトする処置もあります。かかりつけの歯科医院で一度詳しく相談してみてください。
A.初期の歯周病は、Silent Disease(=沈黙の病)と言われる、痛みを伴わない、進行に気がつかない病気の代表です。でも、初期の歯周病にも必ず症状はあるのです。歯ぐきの色の変化・歯ぐきが腫れる・朝起きて口中がネバつく等、思い当たることはないですか。ブラッシングの時、鏡の前で自分でセルフチェックをし、異常があればかかりつけの歯科医院に相談をしてください。
A.プラーク(歯垢)の中に巣くうむし歯の原因菌は、狭いところやすき間が大好きです。ちょっと意外なことですが、むし歯の原因菌は歯の治療をした痕跡(補綴物の周りなど)も見つけて終(つい)の棲家にするのが得意です。歯と歯ぐきの間に定住して悪さをするのが歯周病菌です。そしてどちらもそうした狭い場所では、アクティブに活動します。むし歯の原因菌は「すき間が好き」と覚えて下さい。だから、「すきを与えない」。こうしたむし歯多発地帯を上手くねらい打ちしてプラークを上手くかき出すこと。この正しいブラッシング方法を覚えて下さい。あなたのかかりつけの歯科医院では、あなたの歯の状態や歯並びに合ったブラッシング法を指導してくれます。
A.歯の欠損や歯並びは発音にも大きく影響します。1本抜けてもしゃべりづらくなります。たとえば、前の歯がないと「さ」行が、奥の歯がないと「か」行が発音しづらくなります。歯並びが悪いと「た」行が苦手になります。
日本語の発音は「母音」止めが多いのでまだいいですが、英語などは「子音」主体の言語です。国際化時代に対応するには「キレイな歯」が条件です。もう一つ、あなたは「こもったような話し方(=舌ったらず)」をしませんか。
これは「舌小帯強直症(ぜつしょうたいきょうちょくしょう)」といって、舌と下顎をつなぐ筋の異常によって起こる症状なのです。特に「ら」行に影響がでてきます。
A.それは野菜などをかみ切るのが前の歯、肉を食いちぎるのが犬歯、細かくすりつぶすのが奥の歯と、それぞれに役割があるからなのです。つまり、人間とは野菜も肉もなんでも摂取して生命を維持している動物だということです。
前の歯や奥の歯がどこか1本でも欠けていたり、歯並びが悪くて食べ物がよく噛めないとなると身体に必要なものをおいしく食べられない。そんな食生活が健康をむしばみます。健康な体を維持するのは健康な歯やそれを支える歯肉です。
A.よく噛んで食べる習慣を身につけることが大切です。アゴの成長は女の子ならば14才、男の子は17才くらまでにはほぼ終わってしまいます。よく噛んでしっかり使っていると、アゴや顔の骨、筋肉が育ち、歯並びは自然に整ってきます。お母さんが食べ物を小さく切ったり、柔らかいものばかり食べさせていると、お子さんの成長の可能性をストップさせてしまいます。
料理の食材を少し大き目に切ってみたり、よく噛む環境をつくってあげましょう。
A.ブラッシングはもちろん重要ですが、特に小さなお子様にはフッ素コーティングを併せて行うことをおすすめします。
なぜなら、小さなお子様はまだブラッシングが上手にできません。さらに生えたての歯は柔らかく、虫歯になりやすい等のリスクをもっているからです。フッ素塗布については、いつでもお気軽にご相談ください。
A.なります。口臭の原因は、
- 胃潰瘍や肺の病気などの全身疾患。
- ニンニクなどの臭いの強い食べ物や、タバコ・飲酒などの嗜好物。
- 歯周病や虫歯などの口腔疾患。
- 口腔内の汚れ、舌苔(ぜったい)など。
があります。虫歯が原因の場合は、自分で治すことができません。まずは一度、歯科医院できちんと診てもらいましょう。
A.歯ブラシのヘッド(毛先)部には名前が付いています。先端を「つま先」、ハンドルに近いところを「かかと」、両サイドを「わき」といいます。それぞれの部位を、みがく場所に合わせてうまく使い分けて、プラーク(歯垢)を上手に落としてください。
たとえば、奥歯はつま先、中央部はわきを上手につかって、前歯の裏側はかかとでみがいていきます。いずれも歯の表面に毛先が直角に当たることが大切です。歯並びや口の中の状態は個人個人で違います。カガミを見ながら、歯のそれぞれの部位に歯ブラシのどの部位が直角に当るか学習しましょう。
A.あります。乳歯の時期や、永久歯の生え替わり時期はエナメル質が未完成で、虫歯の原因菌におかされやすい状態にあります。例えば生え始めた臼歯がしっかり完成し成長するまでには、 4~5年かかり、その間に第一大臼歯はすでにむし歯におかされているといういうことがよくあります。
また生まれつき歯の弱い体質の人もいますし、成長期のカルシウム摂取不足から歯が弱くなってしまった人もいます。これらを踏まえた食生活への気遣いとブラッシングで、むし歯リスクを回避しましょう。
A.はい。影響します。あごが未発達で、歯並びが凹凸の子どもが増えています。これは、よく噛まなくても飲み込める軟らかい食べ物が好まれるのが原因。軟食の時代です。
その結果、あごが力不足、運動不足になっています。あごが未発達で歯並びが凹凸だと、プラーク(歯垢)がたまりやすく虫歯になりがち。また、ひ弱なあごでは全身の健康にも悪影響を及ぼすことが報告されています。
食べ物を8等分すると、あごの運動量は約40%減少すると言われています。噛みごたえのあるメニューや、切り方の工夫で、お子さまの歯とあごを丈夫に育ててください。
A.まず、よく噛むことによってだ液がたくさん出ます。そのだ液の中に、発がん物質を抑える「ペルオキシダーゼ」という酵素や、老化を押さえる「パロチン」という成長ホルモンが含まれています。
また、歯の神経は脳の中枢神経に直結していますので、硬いものを長い時間をかけて噛むというそしゃく運動は脳を刺激して、脳の健康、身体の健康すべてにいいことが分かっています。
A.大いにあります。
頭は脳を守る神経頭蓋(とうがい)と顔をつくる顔面頭蓋に分かれ、神経頭蓋はあまり成長しませんが、顔面神経は大人になるにつれて大きく変化します。噛む刺激で上顎骨をいかに正しく発育させるかが大事です。
人類学者は、100年後の子どもたちの顔は、下顎が細くなり、宇宙人のような顔貌に変化すると予測しています。下顎の角度に変化が起こっています。 噛む筋肉が弱ければ、筋肉に付着している骨も発育することができません。噛む力が弱いとしょうゆ顔(しの字型とも言います)になっていきます。
A.矯正は基本、発育不全のあごの形を、正しい大きさに拡大します。あごを小さくした弱い噛む力を強くする訓練をし、「良い顔」にしていくために、口の姿勢をたもつことが矯正の役割です。床矯正はあご・歯を一方向にしか移動できません。これに対して、ワイヤーという補助具があります。形状記憶合金を利用したワイヤー矯正の利点は、すべての歯を正しい位置へと、三次元的に移動できることです。
早い段階で治療を開始すれば歯並びの乱れは少なく済みますので、ワイヤーの必要性も必然的に薄れるでしょう。
A.大いにあります。体のバランスを確認するにはいくつか方法がありますが、椅子に軽く腰掛けて、足の先を反対の膝にのせ、浮いた膝を軽く下方へ押してみましょう。
股関節に問題があれば体が傾く、といった確認の方法です。日々の生活での悪い姿勢は、股関節を歪めてしまいます。姿勢矯正椅子なども有効かも知れません。毎日安定した体勢、バランスの良い姿勢を維持しようとすることは、バランスの良い歯並びにつながります。
A.いいえ。そもそも、子どもは大人の縮小形ではありません。
顎は上顎が発育することで、大人の顔になっていきます。咬むことで上顎骨の発育に必要な刺激を与えることが大事です。上顎の骨が正しく育成すると、その結果良い「顔貌」に成長します。骨の成育は大事なことなのです。
A.良くありません。唇をかんでいると、発育途中の児童の場合は、歯が移動してしまうからです。歯が移動してしまうとバランスが悪くなるので、唇を噛む習慣はやめましょう。他にも、歯に良くない悪いくせはあります。たとえば指しゃぶりや頬杖、片方だけで噛んでご飯を食べるなど。いずれも良くありませんので、悪い習慣はやめてしまいましょう。
A.昔の治療方法は、たいへん複雑で、高度の歯科医療技術が必要でした。一人の患者さんの装置を作製するのには、丸一日を要しました。
現在は、医療技術の進歩により簡便な治療方法が確立しました。そのため、昔よりも治療費は安価になりました。たとえば、アメリカにおける矯正治療費は、1ドル360円の時も今も、特別なケースを除き、3000~4000ドルです。ワイヤー治療の方法はアメリカの技術だったため、アメリカの治療費を日本円で換算しています。
A.歯並びが悪いと、見た目が悪いばかりではなく、将来、歯周病や虫歯になりやすい状態をつくります。つまり、子どもから成長しても、その状態は悪影響を及ぼします。
歯科矯正は予防歯科のひとつです。将来を考え審美的治療を取り入れて歯を削り、人工の歯をかぶせます。歯を磨きやすくなったことにより歯周病になる因子を軽減できます。
ただし、このような治療法もありますが、あくまで患者さんの選択が第一優先です。
A.ゲームに熱中している時、知らず知らずのうちにおばあちゃん座りをしていたり、前かがみの猫背姿勢になっていたら危険信号です。猫背になると頭が前に傾斜して、呼吸しやすくする為に上あごを出して頭を後ろにそらす体勢になります。そうなると、下あごがバランスを保とうとして後退してしまいます。不規則でだらしない生活は、体の発育にも決して良い結果を与えません。バランスの取れた食生活、生活環境を考えてみましょう。
A.
- 咬む筋肉を強くします。矯正治療を必要とするスペース不足の顎へ、より良い外力の刺激を与えるべきです。咬む機能を高めて顎に良い外力の刺激を与えて、顎の発育を促します。
- 前咬み〔補食〕することで、上顎の骨を発達させ、立体感のある「良い顔」に育成します。
- 悪習慣からなる「まちがった外力」による顔貌の変形を修正します。
- 歯を支持している歯根膜に刺激を与え、中枢神経の反射機能を高めます。歯根膜が顎の運動を指示しています。
A.以下の二つがあります。@咀嚼訓練・食事の環境・悪習慣の除去の処置。A可撤式床矯正・形状記憶合金の処置。しかし、歯が並ばない顎にしか発育できなかったことを考えるべきです。歯列不正は、基本的には機能不全の問題と考えられています。間違った生理的機能から生じている問題であれば@の処置をしなければ悪化します。Aだけを処置しても、治療後に元に戻ってしまいます。@とAの、二つの治療が必要になります。
A.歯ごたえの良い動植物繊維の食材を選びましょう。水分の多い料理は具を大きくしたり、繊維性の多い食材を。おやつは、果物でも皮のついたものを。フランスパンやオープンサンドなど前歯で咬み切る食材も良いですね。パンは水分がないので、牛乳だけではなく副食も。カレーライス、スパゲティも入れる具を考えて下さい。水分系の多い納豆ご飯では10gあたり食べるのに20回台です。主食がたまごかけご飯やとろろご飯、マーボー丼では咀嚼回数は増えません。
A.正常の人は、全部で28本の歯があります。たとえば、この歯のうち4本だけしか使わずに噛んでいたとしたら……28人のクラスで、先生が4人しか面倒を見なければ、無視された残りの24人は勝手なことを始めてしまいます。歯も同じです。生体には反応する刺激が必要です。前歯で咬む料理を考えましょう。オープンサンドやフランスパンなど、良い食材・調理です。軟らかい食材やスープには、動植物繊維の多い具を。食材は大きく、かぶりつける形が良いでしょう。
A.味覚は舌にあるみらい・・・だけで感じるのではなく、歯ごたえ、のどごし、冷たさ、温かさも含まれます。歯ごたえは、歯根膜がセンサーとなるので、抜歯して義歯にした人は極端に減少しています。それで歯ごたえの感覚が鈍くなり、食べものがまずくなるのです。また、床などで口の中の粘膜をおおうと食べものの温度を感じにくくなります。これもおいしさが半減する理由のひとつ。さらに、充分にかめない、唾液の流れがスムーズでないことも原因に。
A.年齢の増加とともに歯と、歯を支える組織には、いろいろな変化がみられます。歯の形はかみ合わせなどによって、しだいにすり減ってきます。とくに奥歯のかみ合う面や下あごの前歯にその現象がみられます。また、歯の色が黄色味を帯び、唾液中に含まれる成分によってかたくなります。そのほか歯を支える歯肉や骨も、歳とともに減ってきますが、正しいかみ合わせで、歯みがきがきちんとできていればかなり防げます。
A.これはズバリ、あります。歯の変色は色が着色している場合と歯そのものが変色していることがあり、歯のみがき方が悪いと色がこびりつくことがあります。歯の表面にこびりつく歯垢や歯石に、食品の色素がしみこむためです。コーヒーやお茶に含まれるタンニン、たばこのタールなどが着色物質。これらは歯科医院でクリーニングしてもらえます。
A.残念ながら一生というわけにはいきません。かぶせた歯がもう一度ムシ歯になることもありますし、歯周病になることもあります。クラウンは簡単には壊れませんが、かぶせた歯の寿命がどれくらいか、ということが問題です。同じくブリッジも、すき間が掃除しにくいため、歯垢がつきやすく、そのためにムシ歯になって寿命が縮まるのです。歯垢や汚れを充分に取っておけば、もち方はかなり違います。
A.長い時間待たされて、ようやく治療が始まったと思ったら、1~2分で終わり、また次回へ。この繰り返しでムシ歯1本の治療に2ヶ月かかる歯科医院があることは事実。でも歯の状態や治療法によっては回数や時間がかかることが避けられない場合も。疑問に思ったら質問してみましょう。忙しくて短期間で終わらせたいなら、多忙である事情を話し、短期間で治療が済むよう、まとまった予約を取る相談をしてみます。
A.歯科医院に行けば、適切な処置をしてくれます。塗り薬などを出してくれるので、安心です。ひんぱんにできたり、症状がひどいようなときはたんなる口内炎ではなく、別の病気の可能性もあります。歯科医の指示にしたがいましょう。口内炎を早く治すには、刺激性のある飲食物を避け、口内をうがい薬などで清潔にすることです。
A.歯の治療といっても、最新の治療を受けるときは、かなりの高額な費用になります。そこで登場したのがデンタルローン。歯科診療機関とローン会社が提携し、歯科治療の費用をローンにします。融資金額や、返済回数は各会社で異なります。申し込みは歯科医院の窓口で。
A.冷たいもの、熱いもの、歯みがきなどで歯がジーンと痛む、しみるのが象牙質知覚過敏症。ムシ歯、歯の横みがき、歯周病で歯肉が後退するなどの理由で、象牙質が露出し、起こります。象牙質の細い管から、刺激が神経に伝わり、痛むのです。知覚過敏症用の歯みがき剤である程度痛みは防げますが、がまんできないときは歯科医院での治療が可能です。また、ムシ歯のこともあるので自己判断せず、一度は歯科医院で。
A.歯科の局所麻酔で、一般的に使われているのはリドカインという薬で、単独で注射すると、ほぼ30~40分で効果がなくなります。これでは治療中にきれてくることもあるので、血液を収縮させ、効果を長引かせる成分を加えてあります。よって、個人差はありますが平均2~3時間の効果が続きます。
A.むし歯は遺伝的な傾向が小さく、歯周病はこれより大きいです。しかし、歯の形、大きさは遺伝しますので、例えば、あごが小さいのに、歯が大きく、歯並びが悪くなって、むし歯になりやすいといったケースはあります。遺伝というよりは、出生後の習慣がむし歯になりやすくさせるので、ご注意を。
A.冷たいものがしみる場合、まず考えられるのが、むし歯です。歯と歯の間や、かみ合わせの面の溝に広がっているむし歯はわからないことがあります。 また、初期なら甘いものでもしみます。もし痛みを感じている時間が長ければ、歯の神経に炎症が起きていることもあります。または象牙質が露出することによって、温度刺激に敏感になる象牙質知覚過敏症の可能性があります。
A.もちろん歯も影響があります。それを防ぐためには食品で補い、カルシウムの摂取を心がけましょう。一日に必要なカルシウムの量は大人で600mg。カルシウムを多く含む食品は、牛乳・乳製品・小魚・海草・大豆製品などです。できれば、多くの食品からバランスよくとり入れること。歯を守るために、日々の食事に気をつけましょう。
A.妊娠中はホルモンのバランスが崩れ、妊娠していないときに比べ、抵抗力が弱く、 歯肉炎にかかりやすくなります。ですが、妊娠が直接の原因でムシ歯になるのではなく、つわりなどで、 歯みがきがおろそかになったり、普段よりだらだら食べてしまうことなどにあるようです。 口の中を清潔にしておくことが大切です。
A.
- 妊娠している人
胎児への危険の可能性があるので、レントゲン検査はどうしても必要な場合のみ、妊娠後期にしっかり配慮し、防御した上で行います。治療するとしても、身体が安定する4~6ヶ月の時に、応急処置だけ行い、出産後、改めて治療するようにしましょう。 - 持病のある人
糖尿病や心臓病など、持病のある方は必ずご相談ください。普段飲用しているお薬についても、治療前に申し出てください。麻酔や治療法が変わるからです。 - 生理中の人
ふつうの治療なら心配ありません。しかし、抜歯などは、出血が多く貧血が心配されます。処置前に歯科医にご相談を。
A.下の前歯の永久歯は、しばしば切縁結節と呼ばれる結節が見られます。 始めはギザギザですが、上下の歯がかみ合うようになると、少しずつ、擦り減ってきますので、心配する必要はありません。
A.大体、6歳頃から乳歯と永久歯が生え変わります。生えてくる時期や順序には個人差があるので、多少のずれなら心配することはありません。 中には、永久歯がなかったり、位置がずれていて、骨の中に埋もれていることもあります。心配な時は一度、歯科医院でX線をとって 調べてもらってください。
A.下の前歯の乳歯がグラグラしないうちに永久歯がでてくることがよくあります。これはアゴがせまいため、下の乳歯の前歯の下に位置することができないためおこったものです。 だんだん舌の力で前に移動してきますが、どうしても乳歯がぬけない時は歯科医院で抜いてもらってください。
A.一見歯のように見える乳白色でまるい真珠のような形をしたものを上皮真珠といいます。上皮細胞が角化したもので数個から多数のものまで現れることがあります。 たいてい数週間から数ヵ月の間に自然になくなるのが普通です。
A.歯みがきをするためのTVや絵本、ビデオなどを利用して、楽しく遊びながら歯みがきを好きになるようにしていくことも良いと思います。 おかあさんは一度歯科医院で仕上げみがきのやり方を習うのも良いことです。
A.歯が生える順序や時期はある程度決まっていますが、個人差はあります。最初の乳歯はだいたい6ヵ月ころから生えてきますが、プラスマイナス6ヵ月位はあると思ってください。 いつまでも生えてこない時は一度歯科医院でチェックしてもらってください。
A.6才臼歯はだいたい顔を出してから完全に生えるまで1年くらいかかります。奥歯ほどブラッシングがかかりにくいので、虫歯にしないように注意してください。
A.生えはじめの永久歯は、エナメル層が完全にできていないため、酸にとけやすく、また汚れがたまりやすいので虫歯になりやすい傾向にあります。
A.永久歯の生えかわりはしません。ですから、一生大切にして使って頂かなければいけません。定期的に検査を歯科医院で検査を受けるようにして下さい。
A.永久歯は“6才臼歯”といわれる、乳臼歯の奥に最初に生えてきます。この歯は噛む力も最も強く、噛み合わせにも基本となる永久歯です。
A.永久歯はその人の一生の間使うことになります。平均寿命が80~85才だとしたら、なんにもなければ70~80年使うことになります。
A.永久歯は少しずつ乳歯を押し上げながら、乳歯の根を徐々に吸収して生えてきます。ですから、上の乳歯はだんだんぐらぐらしてくるようになります。
A.永久歯は親知らずを除くと28本あります。だいたい12~13才で生えそろいます。
A.だいたい6才前後から始まりますが、人によりプラスマイナス6ヶ月位はあると考えて下さい。
A.生まれたての赤ちゃんにはミュータンス菌はいません。ほとんどが母親口の中にいるミュータンス菌がだ液を介して感染するのです。だいたい、1才~3才くらいと考えられています。
A.ミュータンス菌は、むし歯の進行が非常に早く、むし歯の入口が狭く、中に広がっていることが多く見られます。色も黄色系のものが多いようです。
A.虫歯菌には2つの種類があります。1つは大人の虫歯をつくる「常在菌」、もう一つは子供の虫歯をつくる「ミュータンス菌」があります。
A.歯の根の先にうみの袋などができ、そのために腫れてきます。根の治療をして、中をきれいにして、つめることが必要です。
A.虫歯が大きくなると歯の中の神経に近くなり、痛くなったり水がしみるようになってきます。
A.乳歯が早い時期に抜けてしまうと、永久歯が正しい位置に生えてくれず、歯並びが悪くなることがあります。
A.乳歯の前歯はよく2本の歯が1本になる歯がよく見られます。心配でしたら、歯科医院でX線をとってもらい永久歯がしっかりあるか確認してもらってください。
A.乳歯は歯と歯の間にすき間があった方がよいのです。このすき間を利用して大きい永久歯を並べていきます。乳歯のときからすき間がないと永久歯にかわると歯並びが悪くなる可能性が高くなります。
A.生えてきたばかりの乳歯は完全にエナメル酸ができあがっているわけではなく、虫歯菌に負けてしまいやすいのです。そして虫歯にかかると進行が早いので注意しなければいけません。
A.乳歯は生後6ヶ月ごろから生えてきます。そして2才半から3才にかけて上下10本ずつ計20本の乳歯が生えそろいます。生える時期や順番は人により多少異なります。
A.やはりその人の症状に合ったものがよいでしょう。虫歯の予防や虫歯の多い人にはフッ素の入ったもの、歯がしみる人には知覚過敏用の歯みがき剤、歯周病の人や歯周病を予防したい人には歯周病用の歯みがき剤を使うことをおすすめします。
A.電動ハブラシもたくさんでてきています。 なるべくしっかりした物を使っていただきたいと思います。 電動ハブラシの使い方、選び方を歯科医院に相談してもよいでしょう。
A.歯みがきはなるべく食後に行なってください。 食べかすが残っていますと虫歯菌が増殖し、酸をつくり歯をとかし虫歯となってしまうのでなるべく食後3分以内で行なうとよいでしょう。
A.入れ歯は取り外しができるので食べかすがいろいろな所についてしまいます。できましたら入れ歯専用のハブラシでていねいに汚れをおこしてください。また週に2~3回は入れ歯用洗浄剤にもいれるようにしてください。
A.さし歯は本来自分の歯よりも歯と歯ぐきの境目に食べかすや歯垢がたまりやすく、歯周病になりやすいので、この境目をていねいにブラッシングするようにしてください。
A.ブリッヂの歯のない部分は歯ぐきがやせてくるので、だんだん歯と歯ぐきの間が広くなり、食べかすがたまりやすくなります。なるべく歯間ブラシを挿入してていねいにブラッシングをしてください。
A.矯正中は、ブラケットやワイヤーなどに食べかすがたまりやすく、そこから虫歯になることが大変多く見られます。ブラッシングはブラケットまわりやワイヤーとのすき間をきちんとみがくように行なってください。
A.歯ぐきに近い部分のほうがすき間があるので、その部分にいれ、上の前歯は歯ぐきより下向きに、下の前歯は歯ぐきより上向きに、奥歯は水平にいれ、ブラシをいれたりぬいたりして汚れをおとしてください。
A.歯間ブラシは、歯と歯の間をみがく細長い型をした歯ブラシです。 歯間の大きさによりサイズも色々あり、だいたいS、M、Lなどがあります。 使用する時は歯科医院でどのサイズがよいか選んでもらいましょう。
A.デンタルフロスとは、細いナイルの糸を何本もよりあわせてある糸です。 そしてデンタルフロスは歯間ブラシのはいらない歯と歯の間を清掃するのに大変役立ちます。 種類は色々ありますので自分にあったものを!
A.染め出し剤という歯垢だけを赤く染めるお薬があります。 今はスーパーなどでも売られています。 一度歯科医院で染め出しをしてもらい、正しいブラッシングを教えてもらうことをおすすめします。
A.使用後は水けを含んだままにしておくと、歯ブラシに細菌が繁殖していきます。 なるべく水あらいをし、水けをきり、風通しのよい所においてください。
A.歯ブラシは色々あります。一般的に私は小さ目の物をおすすめしています。 歯ブラシが大きいと、奥の方ほどみがきにくいものです。 小さ目の歯ブラシは置くに入りやすいという利点があります。
A.歯ブラシがはいれば良いのでしょうが、なかなかせまくて歯ブラシがはいらないことが多く見られます。 そのような時は、歯間ブラシやデンタルフロスを利用して歯と歯の間のよごれを取り除くようにしましょう。使い方は歯科医院でおしえてもらうことをおすすめします。
A.どういう順番でみがくかは決まりはありません。みがきはじめる起点を決めて、一筆書きの要領でみがけば、みがき残しの心配はありません。 みがき残しをしやすい裏側から磨くのも一案です!
A.ブラッシングの時に歯みがき剤はつけてもつけなくてもどちらでも良いと思います。量的にはTVに出てるように歯ブラシの端から端までは必要はなく、1/4位で良いと思います。
A.歯ブラシの持ち方は一般的にはしっかり握ることが多いと思います。 しかしこの持ち方をすると力が入りすぎることが多く、歯ブラシの毛先が広がってしまい、うまくブラッシングできません。 また摩擦によって歯のエナメル質や歯ぐきを傷めてしまうことが多く見られます。 なるべく歯ブラシはえんぴつを持つようにし、この状態で歯に軽く当て、振動させるようにしてみがくと良いでしょう。
A.歯垢や食べかすはどんな人の歯でもだいたい同じ部分にたまりやすいようです。また、歯が生えかわる時期の子どもさんや歯並びの悪い人、矯正治療をしている人、さし歯や義歯がある人などは、他にも食べかすや歯垢がたまりやすい部分が多いので注意してください。 個別にチェックが必要ですが、はじめは一般的に歯垢がたまりやすい部分を把握しておくとよいでしょう。 1.歯と歯ぐきの境目 2.歯と歯の間 3.かみ合わせ面の溝 4.奥の歯の裏側 5.歯の側面の小さなくぼみ 6.前歯の裏側
歯~トフルニュース「歯みがきのときに意識してほしいこと」も参考になりますので、是非ご覧ください。A.下の前歯の永久歯には、「切縁結節(せつえんけっせつ)」と呼ばれる結節がよく見られることがあります。はじめは歯の形がギザギザで、周りのなめらかな乳歯に比べてみるととくに気になることがあると思います。 しばらくすると上下の歯がかみ合うようになると、少しずつすり減って、たいらになっていきますので心配はありません。
A.下の前の乳歯がグラグラしないうちに裏に永久歯が生えはじめてくることがあります。これはあごの骨が狭いために永久歯の歯胚が正しい位置にできずに窮屈な状態なところにできたために起こるものです。 乳歯の裏側に生えた永久歯は舌の力によって、次第に前のほうにでてきますので、乳歯がいつまでも抜けない時は歯科医院に行って抜いてもらいましょう。
A.小さい時から歯ブラシをおもちゃがわりにして遊んでもらうとブラッシングを嫌がりません。 絵本やビデオなどを利用し、遊びながら行うことも良いでしょう。 また、みがく力、歯ブラシのあて方などでお子さんに痛みを与えていないか、お母さんの仕上げみがきが正しく行われているかもチェックしてください。
A.歯みがきの注意する点は3つあります。 [1]歯と歯の間 1つ目は歯と歯の間です。この部分はハブラシでみがけない時は、歯間ブラシやフロスを利用するようにして下さい。 [2]歯と歯ぐきの付け根 2つ目は歯と歯ぐきの付け根の部分です。ここも歯垢がつきやすい部分ですので注意して下さい。 [3]奥歯の溝 3つ目は奥歯の溝の部分です。この部分にも食べカスがたまりやすいのでハブラシでかきだすようにしてブラッシングをしてください。 以上の3ヶ所を特に注意して歯みがきして下さい。歯~トフルニュースVol.07に詳しく掲載していますので、是非ご覧ください。
A.だいたい6歳頃から乳歯と永久歯が生えかわり始まります。やはり個人差がありますので多少のずれは心配する必要はありません。 しかし、もともと永久歯がなかったり、骨の中に埋もれて出てこられないこともありますので、ご心配な時は 一度歯科医院でX線をとって検査することをオススメします!
A.乳歯が生える時期や順序はある程度は決まっていますが、あくまでも目安ですので、個人差があります。 乳歯はだいたい6ヶ月頃から生えてきますが、プラスマイナス6ヶ月くらいの誤差はあると思って下さい。 それでも遅いと感じた時は、一度歯科医院で検査にいらしてくださいね。
A.お口の中をきれいにすること! つまりブラッシングをしてから治療を受けて下さい。 また、女性の方は口紅を落として下さい。 ハンカチの用意も忘れずにお願いします!
A.忘れずに、健康保険証をお持ちください。
A.医院の目の前にあります! 自転車もお車も駐車可能ですので、御心配なさらずにお越しください。