「口輪筋」の意外な影響!
くちびるの力が弱いとどうなるの?
「口輪筋」はくちびるの周りの筋肉です。歳をとると、口角が下がってくるのは、加齢による老化のせいで口輪筋の力が低下するためです。
この口輪筋の力が口だけではなく、全身の健康に影響を与えていることがわかりました。
口輪筋の力が低下するということは
口輪筋の力が低下する原因は、老化の他に、肥満や脳血管障害の後遺症、赤ちゃんの時の授乳の影響などがあげられます。
口輪筋の力が弱いと、普段から口をぽかんと開けていたり、寝ているときに口呼吸になってしまいます。その結果、口の中が乾燥して、歯石が付きやすくなり、歯周病や口臭の原因になります。
一生懸命歯をみがいているのに前歯が茶色くなる
一生懸命歯みがきしているのにむし歯ができる人、歯肉炎になる人、前歯に着色がある人は、寝ている間に口を開けて呼吸していることを疑ってみてください。口を開けて寝ると、だ液の殺菌・消毒作用が発揮できず、口の中に雑菌や老廃物が増え、細菌やウィルスが付着しやすくなるからです。この細菌やウィルスは、口臭やのどの炎症の原因にもなります。
全身への影響
のどの炎症が慢性化すると、細菌やウィルスは全身へと広がり、アトピー性皮膚炎やその他の疾患を生み出してしまいます。
歯科医院でのプラークコントロールに加え、くちびるの力を強くするストレッチを行なう事で、全身疾患の原因をひとつ断つ事ができます。