歯周病の進行
歯周病は歯を失う原因ナンバーワンです!
歯の表面には粘り気のある薄い膜が毎日作られていて、歯と歯肉の境目に溜まっていきます。これが歯垢で、歯垢が石灰化した歯石と共に歯周病の原因といわれています。歯垢1mgには1億もの細菌が含まれ、歯肉に炎症をもたらします。さらに炎症が進むと歯を支えている歯槽骨も溶かし、歯がグラグラしてきます。放置すると歯が抜け落ちてしまいます。歯を失う原因はむし歯より多いと言われています。
歯周病の進行
初期
歯の根元に少し歯垢や歯石がついている。
あまり自覚症状はない。
歯周炎
歯と歯の間の歯肉が赤く腫れる。
歯ブラシで出血する。歯の動揺はない。
歯周病中等度
歯の周辺の歯肉も赤く腫れる。出血・口臭・起床時の不快感がある。
歯の動揺もある。
歯周病中等度
歯ぐきが化膿し、腫れることもある。歯の動揺が著しくなる。
歯周ポケットの測定
歯周病になると歯と歯の間の溝(歯周ポケット)が深くなり、その中に歯石が溜まります。
歯周病自己チェック!
- 歯肉が赤い、または赤黒い
- 歯肉が腫れている
- 歯肉がムズムズする
- 歯を磨くと歯肉から出血する
- 歯肉が後退している
- 水やお湯がしみる
- 膿が出る(口臭がする)
- 歯がグラグラする
- 歯軋り、イビキをかくと言われる
※3つ以上あったら早めに受診を!