あなたのお口は大丈夫?

最近、年齢に関係なく、口の渇きや唾液が出ないといったドライマウス(口腔乾燥症)を訴える人が増えています。下の項目に3つ以上あてはまるようでしたら、ドライマウスが疑われます。

□ 気がつくと口で呼吸している。 □ 食べ物の味がしない、味覚が変わった。 □ 食べ物が噛めない、うまく飲み込めない。 □ 口の中がべたつき、のどが詰まったような感じがする。 □ 口の中がカラカラ、ネバネバして水分が手離せない。 □ 口臭を強く感じる。 □ 舌がひび割れて痛い。□ 舌がからまり話にくい。 □ 歯磨きをしていてもむし歯や歯周病になりやすい。 □ 常に飲まなければならない薬がある。 □ いつも忙しくほっとする時間がなく、飲酒の機会も多い。

ドライマウスの原因は?

ドライマウスは現代病の一種です。原因は主に、年齢が増すことによる機能の低下、高血圧、心疾患、免疫が働かない病気などで薬を飲むこと、ストレス、口呼吸などで起こります。

まずはお口の中の状態を診てもらいましょう

自覚症状がなくてもドライマウスのことがあります。何でもないからと放っておくと、むし歯や歯周病、口臭なども悪化します。上の表のチェック項目にチェックがつく方は、まずは歯科医院で診てもらいましょう。唾液の分泌やお口の水分などは、簡単な検査でわかります。お口の健康は、体全体の健康と深く結びついています。

ドライマウスの対応策

◆ 水分をまめに補給しましょう。◆ お口の乾燥を防ぐ保湿剤を利用しましょう。◆ 内科の先生と、お薬の種類について相談することも必要です。◆ 唾液を出やすくするお口のリハビリトレーニングをしましょう。◆ 口呼吸を改善する口腔の筋肉を鍛えるトレーニングをしましょう。◆ 夜更かし、深酒、喫煙などの生活習慣を改め、栄養を考えた生活を送りましょう。◆ 洗口剤や歯みがき剤も、刺激の少ないものを選びましょう。