歯は咬むだけの道具でしょうか?
咬んだ刺激は、歯を通して歯根膜に伝わります。
歯根膜は最小5ミクロンの厚さの違いから咬んだ食べ物の種類を判断して、咬み方や飲み込む時期を指示します。
歯根膜は、口の感覚器官です。
歯根膜が指示した咬む運動〔咀嚼運動〕は、咬む筋肉、舌の筋肉、顔の筋肉、首の筋肉を協調させます。
この運動は、歯根膜・咬筋反射と呼ばれ、無意識に運動する中枢系の反射運動です。
そして口の開閉運動は、リズミカルな連鎖反応です。
咬むことは、あごの骨を発育させる刺激になるほか唇・頬などの顔の筋肉を変化させます。
矯正治療を必要とする患者さんの多くは咬む力が10kg以下で「咬む機構」を会得していません。
咬むことは歯根膜に刺激を与えることになります。
今まで咬んでいなかった歯根膜に刺激を与えて、無意識に口のどこでも咬むことができる中枢反射を獲得すべきです。
歯は咬む為にあるのですから、正しく咬む機構を獲得することで、歯は正しい位置に並ぶようになります。
自己の能力を高めましょう。
感染予防対策
ドリルは患者さん1人1人に1本ずつ滅菌パックしたものを交換して使用しております。
また、バーなどの医療器具なども滅菌パックしたものを使用しておりますので、安心して治療を受けて頂けると思っております。