母子感染
日に日に寒くなり、日の暮れるのが早くなってきました。この原稿を書いている10月23日(木)、ワールドシリーズはヤンキース対マリナーズは2勝2敗の互角となりました。日本シリーズはタイガース対ホークスが1勝1敗となり、毎日楽しくTV観戦しています。この歯ートフルニュースが出る頃にはどのようになっているのでしょうか?
今回は虫歯の母子感染についてご説明したいと思います。
生まれたての赤ちゃんや乳児のお口の中には虫歯菌は存在しません。存在しないということは虫歯にはならないということなのです。
それでは、どのようにして子供たちのお口の中に虫歯菌が入るのでしょうか。これはお母さんのお口の中の虫歯菌が食事の口移しなどでお子さんの口の中に感染してしまうのです。
その他にも、大人の箸で子どもさんに食べさせること、もう少し大きくなりますとハミガキの時に使うコップをみんなでしようすることでも感染します。
このように虫歯菌は家族の方全員に感染していくのです。また歯周病についても全く同じ事が言えます。このことから虫歯が多い家、歯周病のある家では家族全員に虫歯や歯周病が見られる傾向があります。このことからも口移し、大人の箸で食べさせること、コップの共用などには注意して頂きたいと思います。
両親は虫歯や歯周病の治療を行い、定期的に管理することにより予防していくことが大事です。またお子さんたちは虫歯や歯肉炎が起きる前に予防をはじめ感染を防ぐようにしたほうが良いと思います。
家族みんながお口の中の健康に気を付けて、定期検診を受けることにより、よりよい状態を保ち、健「口」な生活を送りましょう。