歯並びがわくる無いですか?

叢生(そうせい)(八重歯・乱ぐい歯)

アゴが小さくて、歯が生える場所が足りなくなり、押し合いへしあいして、歯並びがデコボコになるのが乱ぐい歯です。
さらに症状がひどくなると、あとから出てくる歯が歯列から外にはみ出し、重なりあって生えて「八重歯」と呼ばれる状態になります。犬歯がはみ出した場合も八重歯です。
叢生の場合、歯ブラシがゆきとどかず汚れが残りやすくなります。歯が汚れやすいので、むし歯や歯周病の原因になり、健康な歯の寿命を短くしてしまいます。
特に八重歯は欧米では「ドラキュラの歯」といわれるように、見た目も悪いものです。

乱ぐい歯1乱ぐい歯2

正中離開(せいちゅうりがい)(すきっ歯)

すきっ歯

上アゴの中切歯(一番前の歯)は、生えてくるときは開いていますが、側切歯(中切歯のとなりの歯)が生えてくると閉じるのが普通です。しかし、永久歯が小さすぎたり、上唇の内側のひだが大きすぎる時、また、中切歯の根の間によけいな歯(過剰歯)が生えてきた場合には開いたままになってしまいます。この様な状態になると、発音(特にサシスセソ)がしにくくなります。


出っ歯や受け口、前歯が開いたままになっていませんか?

上顎前突(じょうがくぜんとつ)【出っ歯】

上の歯が前に出ているかみ合わせを上顎前突(出っ歯)といいます。歯が前に出ていると、折れたり唇を切ったりしやすく、見た目もよくありません。
このような人は「六歳臼歯」が前に位置していることが多いため、小学生低学年のときからヘッドギアーという装置を使って「六歳臼歯」を後へずらし、奥歯のかみ合わせを正しい位置にしておかなければなりません。

上顎突出(出っ歯)
上顎突出(出っ歯)

反対咬合(はんたいこうごう)【受け口】

下の歯が上の歯より前に出ているかみ合わせを反対咬合(受け口)といいます。
受け口の人は、食べ物がよく噛めないだけでなく、聞き取りにくい話し方になります。体の成長期には下アゴが大きく伸びるので、チンキャップという装置を使って下アゴの発育を抑える場合もあります。

反対咬合(受け口
反対咬合(受け口

開咬(かいこう)

奥歯を噛んでも前歯がかみ合わずに開いているものを開咬といいます。いつまでも指しゃぶりをしていたり、舌を出すクセがあったり、遺伝的なアゴの形態などが原因です。開咬は、前歯で食べ物を噛み切ることができないばかりでなく、正しい発音もできません。
クセが原因の場合は、6才頃までなら、単純な装置だけで治療することもできますので、早目にご相談下さい。

開咬(かいこう)
開咬